輸入などで輸出者が外国から商品を送る際に価格表示を円で表示する契約を結び、実際の支払いも円でなされる事。輸出では円建ては少ない。
円資金を外貨に投入して、外貨で運用する操作を円投(えんとう)と言う。
外貨資金を円に転換して、円貨で運用する操作の事。たとえば金利裁定取引で、直先スプレッドが金利差より拡大しているときには、円転して裁定機会を捉える事がある。
円転をして裁定機会が捉えられる市況を意味する。円転の地合いは、スワップ為替予約のついた外貨貸付が有利な状況であることを示している。
たとえば、1ドルが100円から95円のように為替相場の値が下がる場合を例に取ると、自国通貨(日本円)の価値が外貨(ドル)に対して上がる事を円高と言う。一般に円高では、外貨を支払う輸入業者などにとっては有利となる。
急激に円高が進行することで、輸出大国である日本が不況に陥ること
取引所で各商品の取引が成立した数量のこと。
市場で約定されたすべての取引を出来高で加重平均した価格のこと。出来高とは証券取引所で成立した株式の株数を指す。(約定価格×約定株数)/総約定株数で算出される。英語ではVolume Weighted Average Price(略してVWAP)といわれる。VWAPは「ブイワップ」と発音されることが多い。
顧客の株券や預り金と、証券会社の資産とを分けて管理すること。証券会社には分別管理が義務付けられている。
投資対象を分散したり、投資期間を長期化したりすること。投資対象が複数のものであれば、仮に、そのうちの一つが値下がりするというリスクが発生しても、他のものでカバーできるという単純な原理(=銘柄分散投資)。さらに、時間による分散という考え方もある。(=時間分散投資)
新規上場した銘柄について、上場後最初に約定した値段のこと。
利益部分を現実化(確定)すること。 「利食い売り」ともいう。
相場の変動を利用した売買差額の利益のこと。為替相場の場合は買い相場(ビッド・レート)と売り相場(オファー・レート)の差額を意味する。
利益確定のこと。反対売買。
品貸料及び弁済の期限が取引所規則により決定されている信用取引。平成10年12月1日から、弁済の期限は6か月以内となり、名称は制度信用取引に変更された。制度信用取引が行える証券の種類は、上場内国株券のうち、一定の基準を満たした銘柄(制度信用銘柄)の株券となる。
制度信用取引を行うことができる銘柄のことで、内国上場株券のうち、証券取引所が定める制度信用銘柄選定基準を満たした銘柄が選定されている。制度信用銘柄について制度信用取引を行う場合において、証券会社は貸借取引により資金の貸付けのみ受けることができる。なお、制度信用銘柄の選定は、新規上場銘柄については上場の都度、既に上場している銘柄については各決算期ごとに毎月、証券取引所が行っている。
相場の価格単位。「1円刻み」といえば、1円ずつ上下することを言う。
取引所の売買立会は、午前立会(前場・ぜんば)と午後立会(後場・ごば)に分かれる。前場の最後の売買を「前引け」と言う。後場の最後の売買を「大引け」というが、それと区別するためこのように呼ぶ。なお、「前引け」であっても半日しか売買が行われない日においては、前引けではなく、大引けとなる。
販売価格を額面から割り引く形で発行する債券。ゼロクーポン債ともいい、クーポン(利子)がない債券。その代わり、額面よりも割り引いた価格で販売されて、償還時に得られる償還差益が収益となる。保有期間中の利払いはないが、払い込み金額が少ない利点がある。
価格の上下の動きが小さかった相場が動き出す気配を示した時の状態、または動こうとする状態・気配のこと。