祝日明けの東京市場とFOMC議事要旨
-前日サマリー-
ドル円は130.70円でオープン。東京市場では引き続き円買い圧力が強まっており、130円を割り込むと前日安値の129.51円まで下落しました。ロンドン市場では買戻しへと一転すると、前日高値の131.18円まで上昇。NY市場ではドル買いが一服し、米10年債利回りの低下を受けると再び下落。その後は130円付近では底堅く推移、上昇に転じるとドル円は131.01円で取引を終えました。
-祝日明けの東京市場とFOMC議事要旨-
本日のイベントは、ポーランド政策金利、米ISM製造業景況指数、米JOLTS求人、米FOMC議事録公表が予定されており、東京株式市場は大発会です。
本日はようやく市場参加者が出揃うため、東京市場から値動きが活発になることを想定しておきたいです。昨年末には、日銀が今月の金融政策決定会合で物価見通しの上方修正を検討する可能性があるとの報道からドル円は大きく下落しており、昨日は一時130円を割り込みました。足元では日銀の緩和修正の圧力が高まるとの観測から円高基調での推移となっていますが、年末休暇を経て日銀高官のコメントに注目が集まっており、上記の報道に否定的な内容が確認されれば、再度135円に向けて上値を伸ばすかもしれません。
またFOMC議事要旨からインフレの動向について確認しておきたいです。市場では最終金利が5%程度の想定をしていますが、FRBは最終金利が5%を上回ると主張しています。今後のデータによるところが大きいですが、インフレ動向が市場観測を上回る場合にはドル買いの材料として捉えられるかもしれません。本日は東京市場からの動意、米FOMC議事要旨を読み解いて取引に挑みたいです。