FXレポート

ドル円はやや反発、本日は経済指標の乏しい一日に

-前日サマリー-
 ドル円は133.38円でオープン。東京市場では、日銀の意見公表から金融緩和の継続を強調する旨が示されると円売りが加速し、ドル円は一時134.40円まで上昇しました。ロンドン市場ではドル買いが一服し、対欧州通貨でドルが売られたことで上値は限定的となりました。ニューヨーク市場のドル円は、安値133.38円付近がサポートとして働き、買い戻しの流れが強まると再び134円台まで回復。その後は米長期金利が上昇に転じたことが下支えとなり、堅調な推移を見せると134.45円で取引を終えました。

-ドル円はやや反発、本日は経済指標の乏しい一日に-
 本日のイベントは、米新規失業保険申請件数が予定されています。
 足元のドル円は、日銀が金融政策決定会合での長期金利変動許容幅を±0.50%に修正したことによる大幅な下落から自律反発し、134円台まで回復しています。黒田日銀総裁は「YCCや量的・質的緩和を見直すことは当面考えられない」と発言していることから当面は日銀の政策修正は考えにくく、ドル円の動向はやはり米国の物価と景気、金利動向に左右されると見られます。しかしながら、来年まで米重要指標がないことや、年末で市場参加者が少ないことから本日は値動きに乏しい展開が想定されます。トレンドは発生しにくいことから、レンジの上下限を狙った取引に妙味がありそうです。

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