FXレポート

ドル円、本日は反発しても138円が天井か

-前営業日サマリー-
 ドル円は136.71円でオープン。東京市場では、中国ゼロコロナ政策の規制緩和が伝わり、ドル円は一時137.17円まで上昇しました。ロンドン市場では、137.42円まではじめ続伸しましたが、二日間で3円上昇していたことで利益確定の売りが優勢、135.97円まで反落となりました。ニューヨーク市場では137円台まで反発、一日を通して方向感に欠ける中大きめのレンジ相場で取引を終えました。

-ドル円、本日は反発しても138円が天井か-
 本日のイベントは、豪GDP、中国貿易収支、独鉱工業生産、ポーランド政策金利、カナダ政策金利が予定され、昨日から投票が開始した米中間選挙上院・ジョージア州決選投票の結果が判明する可能性があります。
 ドル円は先週のパウエルFRB議長講演で133円台まで下落したが、米雇用統計や米ISM非製造業景況指数が好調だったことを材料に大きく反発しています。11月までにドル買いポジションが相当溜まっていたと考えられ、安値圏でストップロスを巻き込む形で下落したため、ドル円反発局面で見られる利益確定の売りが出にくかったことも、反発力が大きかった要因と考えられます。来週の米CPI(消費者物価指数)までは大きなトレンドを形成する材料に乏しいことと、パウエルFRB議長講演前のドル円138円あたりでは、安値圏でドル買い仕掛けをしたプレイヤーの短期的な利益確定が出てくることが想定されるため、今週金曜の米PPI(卸売物価指数)までは136円から138円のレンジ相場となる可能性もあります。ドル買いポジションが減って値動きが軽いレンジ相場を想定しながら、本日は取引に挑みたいです。

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