政策金利発表多数、ECBの政策金利発表に注目
-前日サマリー-
東京市場のドル円は138.20円でスタート。東京仲値への思惑と堅調な日本株も支えに買い優勢となり、ドル円は138.37円まで買われました。ロンドン市場では、ドル円が138円割れまで下落して下値を確認すると138.33円付近まで上げましたが、午前に付けた138.37円を上抜けられず、その後は138円台前半での推移となりました。ニューヨーク市場では、米10年債利回りが2.94%台まで低下幅を拡大し、138円台を再び割り込みました。しかしその後、138.20円台まで反発しましたが方向感のない動きで推移し、138.27円で取引を終えました。
-政策金利発表多数、ECBの政策金利発表に注目-
本日のイベントは、日銀金融政策決定会合及び政策金利発表、黒田東彦日銀総裁の定例記者会見、トルコ政策金利、南アフリカ政策金利、米新規失業保険申請件数、欧州中央銀行(ECB)政策金利、そしてラガルドECB総裁の定例記者会見が予定されています。政策金利発表の多い日で、その中でもECBの政策金利発表は特に注目すべき指標となるでしょう。現状では25bpの利上げ予想となっていますが、一昨日から50bp利上げの可能性も浮上してきており、短期金融市場では25bpと50bpの利上げ確率をそれぞれ50%ずつ織り込んでいるためどちらに転んでも動意づく展開となりそうです。また、ECBの政策金利発表後に行われるラガルドECB総裁の記者会見の発言内容の中に、次回号の利上げに関して言及があった場合、こちらの内容も材料視される可能性があるため注目したいです。