RBA(オーストラリア中銀)政策金利、利上げ幅予想はバラツキ
-前営業日サマリー-
東京市場のドル円は135.28円でスタート、先週末に米国株価指数がそろって大幅高で終わった一方、日経平均株価が軟調な動きだったことを材料に、ドル円は一時134.79円まで下落しました。ロンドン市場では、「バイデン大統領が週内に対中関税引き下げを発表」との一部報道を材料にドル円は一時135.54円まで上昇しました。ニューヨーク市場では、序盤円が売られ135.77円まで上昇しましたが、独立記念日の祝日休場のため値動きに乏しい展開、135.66円から135.73円のレンジ相場が続き、135.71円で取引を終えました。
-RBA(オーストラリア中銀)政策金利、利上げ幅予想はバラツキ-
本日のイベントは、中国サービス業PMI、日本10年国債入札、RBA(豪中銀)政策金利、ベイリーBOE総裁記者会見が予定されています。特に注目すべきは、豪政策金利です。
RBA(豪中銀)は、今年5月に0.25%、6月に0.5%、それぞれ利上げしています。特に、6月は市場の大勢が「0.25%利上げ」を予想していたため、豪ドル円は大幅利上げサプライズから95.33円から96.12円へ、発表直後に一時急上昇しました。前回のサプライズ大幅利上げを受けて、市場は「7月の0.75%利上げ」を織り込む動きが続いていましたが、ロウRBA総裁が「7月会合では0.25%か0.5%の利上げについて議論されるだろう」と発言したことで、「7月の0.75%利上げ」期待は大きく後退しています。7月4日時点の短期金融市場を確認すると、本日の会合では「0.25%利上げ」を4割、「0.5%利上げ」を6割程度織り込んでいる状態で、市場予想が割れていると考えられます。本日のRBA政策金利は、市場予想が割れていることから、どんな結果でもサプライズに感じる市場参加者が一定数いると考えられるため、「0.25%利上げ」なら豪ドル売り、「0.5%以上の利上げ」なら豪ドル買いへ、素直に動く可能性が高いと感がられます。本日13時半に発表されるRBA政策金利の結果に注目して、本日も取引に挑みたいです。