政策金利ウィーク
-前日サマリー-
東京市場のドル円は、116.11円でスタート、週末の仲値に向けて上値を試す展開となり116.37円まで上昇、その後もダウ先物などがプラスに転じたことが支えとなり、116.79円まで上げ幅を拡大しました。欧州市場でも、勢いは止まらず117.05円まで上昇、その後一旦調整は入るものの戻しは浅く、底堅い動きとなりました。ニューヨーク市場では、ロンドンフィキンシングにかけたドル買いでさらに上値を伸ばし、2017年来の高値となる117.28円で取引を終えました。
-政策金利ウィーク-
本日はスウェーデン消費者物価指数が予定されていますが、主要国の目立ったイベントはありません。
今週は米FOMC、トルコ政策金利、英BOE政策金利、日銀金融政策決定会合、ロシア政策金利と各国の政策金利が公表されます。先週ののECB理事会ではテーパリングの加速などタカ派な内容だったことでユーロ円が大きく上昇しました。今週の米FOMCでは0.25%の利上げ予想、英BOEも0.25%の利上げ予想と各国が金融引き締めへと向かっています。一方で、日銀は金融緩和継続で変化なしの予想で、金融政策の方向性の違いが浮き彫りになっており、こうした状況下ではクロス円は上昇すると考えられます。また、本日14日にはロシア・ウクライナの第4回停戦協議が行われる予定との報道があり、停戦期待が高まればリスクオンの傾向を強めると言えそうです。ただし、ウクライナ情勢の緊迫化などヘッドライン次第では突発的な円買いもあり得るため、引き続き注意して取引に臨みたいです。