ロシア、侵攻開始 各国の経済制裁ヘッドラインに注意
-前日サマリー-
週明けのドル円は115.04円でスタート、ウクライナ情勢への警戒感で日経平均株価が570円超安のリスクオフムードの相場でドル円は114.88円まで、しかし米仏露大統領が会談に前向きと伝わると114.89円から115.11円まで急反発しました。ロンドン市場では、ロシア政府が米露首脳会談を否定、リスクオフムードはドル買い円買いで反応したため、ドル円は114.90円近くのレンジ内でもみ合いました。ニューヨーク市場では、ロシアがウクライナ東部の2地域の独立を承認、米祝日で市場参加者が通常よりも少ないなかドル円は114.75円まで下落して取引を終えました。
-ロシア、侵攻開始 各国の経済制裁ヘッドラインに注意-
本日のイベントは、独IFO景況指数、米PMI、米消費者信頼感指数、米ボスティック・アトランタ連銀総裁発言が予定されています。
ロシア・プーチン大統領は昨夜、ウクライナ東部の親ロシア派武装勢力が独立を宣言した「ルガンスク人民共和国」と「ドネツク人民共和国」について、国家として承認しました。しかし、昨夜のマーケットの反応は米金融市場が総じて休場だったこともあり、リスクオフ加速の展開とはなりませんでした。本日は東京市場から、ロシアの動きに対する要人発言がマーケットを動意づかせ、また主要各国が具体的な経済制裁を発表する流れになる可能性があります。本日早朝時点では、英国が経済制裁を発表するとのヘッドラインが伝わっています。米国のマーケットプレイヤーが本格的に戻ってくる動きやすい地合いで、マーケットを大きく動かすヘッドラインに注意して、本日も取引に挑みたいです。
