祝日明け・ドル一段高に期待
-前日サマリー-
年明けのドル円は115.09円でスタート、東京市場は正月三が日最終日で祝日、中国恒大集団株式が香港市場で取引停止のヘッドラインで一時円高に振れる場面があったもののマーケットは堅調に推移、ドル円は115.36円まで上昇しました。欧州市場では、ドル売り優勢の流れで、ドル円は一時114.96円までドル安になりました。ニューヨーク市場では、米テーパリング3月終了と米利上げを見越して米国債が売られ米長期金利が年末の1.51%から1.63%へ急上昇、為替市場はドル全面高の展開でドル円は一時115.36円まで反発、その後は115.30を挟んだ値動きにとどまり115.34円で取引を終えました。
-祝日明け・ドル一段高に期待-
本日のイベントは、日本大発会、中国製造業PMI、独小売売上高、仏CPI、米ISM製造業指数、ポーランド政策金利の発表と、OPECプラス閣僚級会合が予定されています。
主要国は本日から本格的に市場参加者が戻ってきます。そのため、ヘッジファンドや機関投資家などの大口投資家は、2022年の見通しを踏まえてポジションをしっかりと取ってくる可能性もあります。昨日は米国債が売られて米長期金利が大きく上昇、米FRBが今年3月にテーパリングを完了させて年内数度の利上げがあるとの見通しと、安全資産の米国債を売って株などのリスク資産に資金を振り分け始めたことによる動きだったと考えられます。大口の取引参加者が戻ってくる本日のマーケットではこの動きが加速すると考えられて、為替市場ではドルの一段高という形で反応することに期待しています。東京時間からマーケットが動意づくことに期待して、本日は取引に挑みたいです。