FXレポート

7月ADP雇用統計に注目

-前日サマリー-
 東京市場ではドル円が109.35円でスタート、日経平均株価が前日比マイナス200円でスタートするなど前日のニューヨーク市場でのリスクオフムードを引き継ぐ形となりました。また、この日は午後1時半にRBA政策金利の発表があり、結果は予想通りの据え置き、声明では「景気回復は予想よりも力強く、将来的に賃金とインフレの上昇は見込まれるが、上昇は緩やかなものになる可能性がある」との見解を述べました。この時豪ドル円が瞬間20銭ほど上昇したものの、その後の反応は限定的でした。ロンドン市場でのドル円は、前半小幅の推移ではあったものの、道中で米10年債利回りが1.16%付近まで低下したのが重しとなり109円割れを起こす場面も見られました。ニューヨーク市場がスタートすると為替は全体的にやや円安方向に転換しましたが、ドル円は109.14円付近まで到達するとひたすら小幅で推移し、その後じりじりと下がり最終的に109.046円で引けました。

-7月ADP雇用統計に注目-
 本日は午前にニュージーランドで第2四半期失業率、オーストラリアで小売売上高、夜はアメリカで7月ADP雇用統計、ISM非製造業景況指数など目が離せない重要指標がたくさん詰まっています。また、7月ADP雇用統計とISM非製造業景況指数の結果次第ではドル円のトレンドが変わる可能性も考えられるので注意しましょう。特にADP雇用統計の数字は雇用回復の遅れが現段階での課題となっているFRBにとって、今後の金融政策を判断するための重要な材料となりますので本日一番の注目すべき指標と言えるでしょう。

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