米重要指標が続く1週間、米耐久財受注に今夜は注目
-前日サマリー-
東京市場では、ドル円は110.53円で取引を開始、中国株式市場・主要国株価指数先物の下落が意識されてドル円は110.12円まで円高ドル安となりました。欧州市場では、株価指数先物の下落が一服したことを好感して、ドル円は110.42円までドル高に動きました。ニューヨーク市場では、米株式指数がそろって最高値を更新するも、明日から始まるFOMCを前に積極的な売買が控えられドル円は110.30円台を小幅に推移し、110.37円で取引を終えました。
-米重要指標が続く1週間、米耐久財受注に今夜は注目-
本日のイベントは、黒田日銀総裁発言、米耐久財受注、米消費者信頼感指数、米5年債入札、FOMC1日目、米IT大手決算発表が予定されています。
特に注目すべきは、米耐久財受注となります。今週の米経済指標スケジュールを確認すると、27・28日FOMC開催、29日GDP速報値発表が控えています。本日の米耐久財受注は、テーパリングの方向性に関心が集まっているFOMC結果発表の直前の重要経済指標となるため、FOMCをどのようなマーケットの地合いで通過するかを占う点で重要となります。また、米GDPの結果を予想する点でも耐久財受注の重要度は高いといえます。米国の金融政策と経済状況を占う重要な1週間の中で、最初に発表される米耐久財受注がどのような結果となるか確認して、今週は取引に挑みたいです。