米株史上最高値、祝日明けの東京市場に注目
-前日サマリー-
先週の為替市場は、ドル円は110.08円で始まり週前半に主要国の新型コロナ感染拡大が嫌気されたリスクオフムードで一時109.07円まで下落しましたが、その後は自律反発の勢いが継続しました。22日にECBが発表した金融政策の先行き指針がハト派的な内容だったことから対ユーロのドル買いが優勢、23日には米国主要株価指数がそろって最高値を更新したことも受けて週後半はドル高の流れとなり、ドル円は110.55円で取引を終えました。
-米株史上最高値、祝日明けの東京市場に注目-
本日のイベントは、本邦祝日明け、NZ貿易収支、ドイツIFO企業景況感指数、米新築住宅販売件数が予定されています。
先週は週前半のリスクオフムード一色だった相場から週後半にかけて自律反発の流れとなりました。本日は日本の祝日明けというスケジュールから、東京市場では先週後半の株価上昇・為替リスクオンの動きを追いかける展開になることが考えられます。日経平均先物は21日の東京引け時点で27515円でしたが、23日ニューヨーク市場引け時点で28187円まで上昇しています。本邦祝日明けのタイミングで、このギャップに東京勢が反応してくる可能性があるため、東京時間の市場のリスクマインドに注目しています。