今週のヘッドラインは散発的か
-前週サマリー-
先週は週を通して為替相場は上下に大きく動き躍動感ある値動きを見せました。週初から半ばにかけては米国債利回りの低下により米ドルは売られ、マーケット全体にリスク回避的な姿勢が見られました。特に週半ばには米株市場の売り圧力が強まりました。ただ、週後半に相場模様は一転。米株式市場の買い戻しや米国債利回りの反転などからリスク回避姿勢が後退。ドル円は111円前半→109円半ば→110円前半の動きを見せました。
また欧州ではECB戦略見直しが発表されるなど金融政策の見直しが行われました。インフレ目標の変更など大胆な変更がなされ、反応は限定的であったものの市場の注目を集めました。
-散発的なヘッドライン-
今週は先週に比べヘッドラインによる大きな値動きの機会は限定的となりそうです。ただ、米CPIやNZ政策金利、トルコ政策金利、カナダ政策金利、そしてパウエルFRB議長による議会証言など材料自体は豊富に予定されています。何を取引するのか、取引する通貨に関するヘッドラインは出そうかどうかなども併せてチェックしていきたいところです。