ECB戦略見直し
-前日サマリー-
昨日はクロス円全般で東京市場では円安に、ロンドン市場で急激な円高進行となり、綺麗な往って来いを見せました。その後のNY市場ではここ数日同様にやや値動きに物足りなさを感じる相場模様となりました。NY市場時間の日本時間午前3時には6月開催分のFOMC議事録が公開されましたが市場の反応は限定的でした。議事録の内容はテーパリングに関しての議論が活発となり、タカ派的な姿勢を再確認する形となりました。ただ、FOMC時の会見や声明等でタカ派へのシフトは確認されており、特段目新しさはありませんでした。
-戦略見直し-
本日はECB戦略見直しの結果が発表される予定です。発表に先んじて一部報道ではその内容について報じられています。内容はインフレ目標を2%と厳格に変更することや、オーバーシュートの容認などが主な見直し項目とされています。
市場の反応はいまのところ極めて限定的ですが、会見も併せて行われるだけに注目度はひとしおです。
各国で金融政策の見直しが行われており、分水嶺ともいえる時期に面しています。ヘッドラインを丁寧になぞりつつ取引戦略も柔軟に変更していきたいところです。