慌ただしい日々が始まる
-前日サマリー-
昨日は米国が4日の振り替え休日で祝日だったということもあり、1日を通してやや動意に欠ける相場模様でした。
東京市場~ロンドン市場ではドル売りが優勢の相場模様となり、ドル円ではやや上値の重たさを確認することになりました。東京市場で割った111円台は終日載せ直す事叶わず、111円をレジスタンスラインとして推移しました。
先週末の雇用統計の結果を消化するとの見方もありましたが、米祝日の薄商いを警戒した取引の手控えが上回ったようでした。
-祝日明けて慌ただしさ-
本日は昨日が米祝日で大人しい相場模様だったのに対し、指標などのイベントが複数予定されており、相場に慌ただしさが戻ってくるでしょう。
本日予定されている主なイベントは、次の通りです。
RBA政策金利・声明発表、ロウRBA総裁発、ZEW景況感調査、ISM非製造業景況指数
特にRBA政策金利関連イベントとISM非製造業景況指数に注目です。RBA政策金利発表はコンセンサスこそ据え置きですが、声明では利上げ時期(2024年までに)に関する記述の維持や量的緩和のテーパリングに関する記述の追加なども予想されています。
ただ、注意したいのは直近発表された複数の豪指標の結果です。これらの結果は豪経済の堅調さを示していますが、一方で新型コロナの感染再拡大による経済活動の縮小も懸念されています。
現在豪州では各州においてロックダウンが実施されています。これらの影響をRBAがどのように評価するかを見極める必要がありそうです。
ただどういう結果になるにせよ豪ドルは大きく動意付く可能性が高そうです。