FXレポート

米独立記念日の過ごし方

-先週サマリー-
 先週の為替市場は複数のFRB高官がテーパリング開始や2022年の利上げについてタカ派発言したことにより、ドル買いが進みました。また、30日に発表された米ADP雇用統計が市場予想を上回ったほか、米株高を受けてドル円は111.65円付近まで上昇しました。週末の米雇用統計では非農業部門雇用者数変化が85.0万人と予想の70.0万人から上振れしたものの、失業率が5.9%と予想の5.7%から悪化しFRBによる早期テーパリング期待が後退しドル安が優勢になりました。週末だったこともありドル円は上昇分をかき消すように110.37円付近まで大きく下落し取引を終えました。

-米独立記念日の過ごし方-
 本日のイベントは黒田東彦日銀総裁の発言、豪住宅建設許可件数・小売売上高、中サービス部門購買担当者景気指数(PMI)が予定されています。米雇用統計明けの月曜日です。ドル円はすでに先週の上昇分を吐き出しており、方向感を探る展開になりそうです。株式市場を見ると、米主要三指数が過去最高値を更新しており、日経平均のサポート材料になるとみて円安にバイアスがかかるとみてます。週末にかけて大きく動意付いたことにより東京、欧州市場は値動きは期待できそうですが、一転NY市場は米国の独立記念日で祝日休場のため、取引参加者の減少で流動性が低下しやや動き難い展開が予想されます。早い時間で取引にのぞみ夜はリスクを取らずに過ごすのも良いかもしれません。

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