米雇用統計デー
-前日サマリー-
東京市場は日経平均が4日続落したものの、為替への影響はなくドル円は111円台前半で小動きしました。欧州勢参入後は円売りで反応しドル円は一気に111.627円まで上昇し、円売りが一巡すると111.35円まで下落するなど上下に激しい展開になりました。NY市場では米ISM製造業景気指数は60.6と予想の61.0をやや下回ったものの、米株高を支援材料にドル買いがつよまりドル円は再び111.638円の日通し高値まで上昇し111.530円で取引を終えました。
-米雇用統計デー-
本日のイベントは米雇用統計が予定されています。他に主要な経済指標もなく、米国の雇用を見守る日になりそうです。雇用回復をアピールし早期テーパリングの流れになるか、それとも雇用回復ペースの鈍化が意識されテーパリング期待が後退するか注目です。また、同時間には米貿易収支も発表されます。
新型コロナウイルスのワクチン接種で経済の立て直され国内需要が急速に拡大する中で輸入が増加しており、赤字額が拡大する可能性があります。ただ当初から、21年度は内需が米国経済の生産能力を上回っていると指摘されており、大きなネガティブサプライズにならなければ赤字額は問題視されにくいとみてます。