週末イベント前にトレンドを決定づけるか
-前日サマリー-
東京市場は月末のゴトー日とあって仲値にかけてドル買いが強まり110.57円付近まで上昇したものの、仲値後は110.45円付近まで失速しました。欧米市場ではADP雇用統計の結果が市場予想の60万人を上回る69.2万人となったほか、その後に発表された米住宅販売保留指数予想より強い内容となったこともドル買いを後押ししドル円は111.12円まで上昇し111.10円で取引を終えました。
-週末イベント前にトレンドを決定づけるか-
本日のイベントは第2四半期日銀短観、豪貿易収支、中財新製造業PMI、英ベイリーBOE総裁発言、米新規失業保険申請件数、米ISM製造業景況指数が予定されています。昨日のADP雇用統計は初動こそ前回修正値が悪く反応が乏しかったですが、住宅関連指標の好結果を受けてドル買いの流れができました。本日も米景況感を占う新規失業保険申請件数やISM製造業景況指数が控えており、週末の米雇用統計前に大きなイベントになりそうです。仮に好結果だった場合、早期のテーパリングが意識され一段とドル高が進むとみられドル円は21年高値の112.22円を試すことも期待できそうです。