ISMはネガティブサプライズ
-前日サマリー-
昨日発表されたISM製造業景気指数は市場予想の65.0を下回る60.7という結果になりました。強弱分岐点となる50は大幅に超えているものの、市場予測に対してネガティブサプライズであったことからマーケットはドル売りで反応しました。今週は金曜日に雇用統計も控えており、強い米経済を確認するにはやや幸先の悪いスタートであると言わざるを得ないでしょう。ISMをはじめとしてやや過熱感が見られており、本日の指標結果を受けてやや冷や水を浴びせられた形となるでしょう。
-週末に向けて-
今週は先述の通り金曜日に雇用統計を控えており、その他にもADP全国雇用者数や新規失業保険申請件数などの米経済を確認する指標の発表が多数予定されています。そうなれば必然的にその発表に向けての様子見的な動きになる可能性が高いと考えられます。
また、今週は米経済イベントのみならず木曜日に英BOE関連イベントが予定されています。各通貨にとって重要な週となる可能性が高いだけに、その準備はしっかりとしておきたいです。