ゴールデンウィーク相場に注意
-前日サマリー-
先週金曜の東京市場では時間外の米10年債利回りが上昇したことでドル買いが優勢になり、109.06円まで上昇しました。しかし月末・ゴトー日ということで仲値にかけて売りが集まったほか、日経平均株価が160円前後下落したために108.71円まで下落しました。欧州市場では方向感が乏しく108.89円前後でのもみ合い相場に終わりました。NY市場ではロンドンフィクシングに向けてドル買いの動きが出たことに加えて、カプラン米ダラス連銀総裁の「QE(量的緩和)の調整について議論を始めることが適切」との発言を受けドル買いが加速、109.32円まで上昇しました。その後は109.30円前後での小動きとなり109.33円で取引を終えました。
-ゴールデンウィーク相場に注意-
本日のイベントは米ISM製造業景況指数となります。本日から3日間、東京市場はゴールデンウィークで休場となります。加えてロンドンもアーリー・メイ・バンク・ホリデーで本日休場となり、閑散取引が予想され小幅な値動きになると考えます。NY勢参入後に発表される米ISM製造業景況指数は64.9と予想されており、前回値の64.7からの改善が見込まれています。引き続き米国の景気回復が確認される結果となれば、ドル買い材料となるため米長期金利と合わせて注目したいです。