ハト派を再確認
-前日サマリー-
昨日はパウエルFRB議長の発言が主要な材料としてマーケットの注目を集めました。
パウエルFRB議長発言では一時的なインフレ率の上昇は許容した上で現在の失業者支援を優先する旨を再度明らかにしました。今日の緩和政策の継続と出口戦略に対する慎重な姿勢も明らかにしたことから市場はやや安心感を得た形となりました。
-リスクオンかリスクオフか-
前述の通り、一時的なインフレ率の上昇は許容した上で現在の失業者支援を優先する旨を再度明らかにしました。現在のインフレ上昇は一時的なもので、徐々に増加する従来のインフレとは異なるとも述べました。今日の緩和政策の継続と出口戦略に対する慎重な姿勢も明らかにしたことから市場はやや安心感を得た形となりました。これを受けてS&P500指数は史上最高値を記録しました。ただ、直近のドル安と米国債利回りの下落は継続しています。リスクオンの地合いではあるものの不安定な環境であることは否定できない事もあり、慎重に立ち回りましょう。