トレンド転換?
-前日サマリー-
昨日はISM非製造業景気指数の発表が行われました。結果は63.7と予想の58.5に対して大幅にサプライズ、また予想に対してのみならず統計開始以来の高数値となりました。背景には先週末発表された雇用統計の力強い結果があると考えられます。しかし、マーケットはドル買いの反応を見せず、米国債も特段の反応を見せませんでした。どちらかというと流れはドル売りとなっており、一時は110円を割り込む展開も見せました。
-ドル買い一服か-
3月末まで続いたドル買いの流れに一旦落ち着きが見られます。110円を超えた事からマーケットはやや展開に胃もたれしている様子です。新型コロナウイルスからの経済復興もほぼ織り込まれてきており、米国債金利も高止まりとなっています。ここから一気に急激なドル安へ急転直下するシナリオは考えにくいですが、ここからはドルの上値は非常に重くなってくるのではないでしょうか。