祝日明けのNYタイムに注目
-前日サマリー-
週末の為替市場はグットフライデーで各国で祝日休場になるなか米雇用統計が発表され失業率は6.0%と予想通りでしたが、非農業部門雇用者数変化が91.6万人増と市場予想の64.7万人増を大幅に上回る強い結果となり米長期債利回りが1.710%まで上昇するとドル円は110.74円まで上昇しました。ただその後は、祝日の週末とあって方向感に欠ける展開となり110.67円で取引を終えました。
-祝日明けのNYタイムに注目-
本日はトルコ消費者物価指数(CPI)、米ISM非製造業景況指数が予定されています。また引き続き、イースターマンデーで欧州とオセアニア、南アフリカと香港などでは祝日となりますが、米国は祝日明けとなっています。休場明けの米国は雇用統計の結果を受けたNY市場の動きに注目したいです。また、NYオープン直後に発表されるISMなどの重要な経済指標もあり気の抜けない展開になります。米長期金利が再び上昇しており、景気回復期待の流れにのるとドル高進行となりドル円も111円の上値を拡げる可能性があるとみてます。一方で、下値では目立った不安材料はないものの、欧州やブラジルで広がる変異株の新型コロナウイルスの脅威がドル円のテールリスクになるとみてます。