EU首脳会議にバイデン大統領が参加
-前日サマリー-
東京市場は仲値にかけてドル買いが観測され108.64円まで上昇しましたが、日経平均の下落や米長期金利の低下などをきっかけに108.45円付近まで押し戻されました。しかし欧州市場に入ると、欧州圏の製造業サービス部門PMIの速報値が予想を大幅に上回る強い結果となったことを受けてドル円は強含み108.75円まで持ち直しました。NY市場では米長期金利の上昇から円売りが優勢になると一時108.95円まで上昇。ただ引けにかけて、米長期金利が上昇から下落に転じるとドル円も同様に値を崩し108.70円で取引を終えました。
-EU首脳会議にバイデン大統領が参加-
本日のイベントは黒田日銀総裁の発言、ベイリーBOE総裁の発言、ラガルドECB総裁の発言、米新規失業保険申請件数、7年債入札、米連銀総裁の発言、EU首脳会議と続いています。中銀と米連銀総裁発言が多く重なるなか、EU首脳会議を迎えました。今回の首脳会議はミシェルEU大統領の要請を受けて、なんとバイデン大統領が参加するといった異例の会議になっています。注目はトランプ大統領の保護主義政策により貿易関係が硬化しておりお互いに関係回復をアピールする場になっています。順当にいけば、関係回復を受けてリスクオンになるとみられますが、肩透かしにあった場合は大きくリスクオフに振れるため注意しておきたいです。