ドル高、進む
-前日サマリー-
先週の為替相場は金利動向、とりわけ米国債の利回りの動向に牽引される形となりました。ドル円は一時106.69円をつけ直近高値更新となりドル高で推移しました。米10年債利回りがやや堅調な動きを見せたことが要因と考えられます。米株市場の下落もリスクオフ的なドル買いにつながったと考えられます。
-ドルは小休止か-
足下ではドル高で推移しているものの、長期的な上昇につながるかは懐疑的な面もあります。ドル高要因となっている10年債利回りの動きがやや落ち着いてきたことが主な理由として挙げられます。加えて今週金曜日には雇用統計の発表を控えており、インフレ観測が根強い中での発表なだけに注目度は高く、発表まで様子見的な動きにならざる得ないと予想されます。