独IFO景況指数に注目
-前日サマリー-
先週、金曜日の為替市場ではユーロ圏PMI速報値が予想を大きく上回ったことでユーロ買いが優勢になりユーロドルは1.2189ドル、ユーロ円は126.39円まで上昇しました。ただ、新型コロナ感染急増による経済回復へのリスクが警戒されて欧州株が軟調な動きを示すと、リスクオフのドル買いが優勢になり、ユーロドルは1.2155ドルまで下落すると同時にドル円は103.89円まで上昇します。その後、NY市場では多くの景気敏感株の売りによるダウ平均の続落によりユーロ強に戻るとユーロドルは1.2168ドル、ドル円は103.80円で取引を終えました。
-独IFO景況指数に注目-
本日のイベントは独IFO景況指数が予定されています。欧州全域で新型コロナウイルス感染拡大を受けて行動規制が再強化されている報道が目立ちます。先週火曜日に好調だった1月ZEW景況指数と比例してIFO景況指数も好調だとの予測ですが、仮にロックダウンによる景気減速が予想をはるかに超えた水準だった場合は、ユーロ安が強まる可能性も出てきます。一方で、ドルはバイデン大統領による大規模な財政政策が打ち出され米主要3指数も揃って史上最高値を更新しリスクオンのドル売りの流れになっています。本日もこの流れが継続するか株式市場や米長期金利を見ながら取引にのぞみたいです。