株価指数と米長期金利
-前日サマリー-
昨日の為替市場は世界各国の新型コロナウイルスの感染拡大や変異種への警戒からリスクオフとなりドル買いが強まりました。ユーロドルは1.2132ドルまで下落しドル円は一時104.39円まで上昇しました。ただ、米株価指数が下げ幅を縮小するとドル買いの動きが一服しドル円は104.13円まで反落し取引を終えました。
-株価指数と米長期金利-
本日のイベントは主要な経済イベントはありません。先週まで米ジョージア州の決選投票で民主党が2議席獲得し米上下院、大統領のすべてが民主党が主導権を握る「ブルーウェーブ」が実現し景気対策への期待感から株価指数の上昇につながりました。ただ、株式市場の過熱感が強いとの指摘が入るなか、新型コロナウイルスの感染拡大や変異種の発生により危機感が増したことをきっかけにリスクオフとなっています。本日は主要な米経済指標等の材料がないため、株価の値動きによるリスク許容度の変化を見極めることが重要です。また、米ドルの動きは米長期金利の上昇でドル高、米長期金利の低下でドル安というように順相関を示すことが多いため、こちらもあわせてチェックしたいです。