12月相場の幕開け
【本日のトレードポイント】
-コロナが再び影を落とす-
米国をはじめ日本や世界各国でコロナの感染拡大(第3波)が発生しつつあります。第1,2波から回復した世界経済に再び影を落とす形となっています。今週は米経済・雇用指標が続々と発表されます。本日火曜日はISM製造業景況指数、明日水曜日はADP全国雇用者数、木曜日はISM非製造業景況指数、金曜日に雇用統計といった並びです。また、今日から明日にかけてパウエルFRB議長およびムニューシン財務長官の議会証言が予定されています(今日は上院、明日が下院)新型コロナウイルス感染拡大の影響とその対応を併せて確認する一週間となりそうです。
本日発表のISM製造業景況指数はコンセンサスが57.9と先月の59.3を僅かに下回る数値が予想されています。感染者数拡大による雇用の悪化はもとより、需給の悪化、追加財政支援策の合意難航などダウンサイド要素には事欠かない事からコンセンサスを更に下回るネガティブサプライズにも警戒したいです。
-12月大相場のトリガーは-
大統領選などが行われた11月に比べてやや材料に欠けると思われがちな12月。しかし、ブレグジット期限やクリスマスラリーなどトリガーとなりそうな材料は点在しています。今週金曜日の雇用統計もそのトリガーの1つとなるだけに今週は最後まで気を抜けない展開となりそうです。