ドル売りは継続か
-週末のサマリー-
週末、金曜日のドル円は本邦輸出勢のドル売りから103.90円付近まで軟化しましたが、その水準ではショートカバーが多く104.20円まで戻し104.06円で取引を終えました。一方で、欧州通貨のユーロは株高を受けてユーロ買いが強まり123円台後半から124.473円まで強含んだものの、ポンドは英EUの自由貿易協定(FTA)交渉の先行き不透明感から売りが先行し138.27円まで下落し138.47円で取引を終えました。
-ドル売りは継続か-
本日から米国の取引参加者が戻ってくるなか、イベントでは中製造業購買担当者景気指数(PMI) 、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁の発言、独消費者物価指数(CPI、速報値)が予定されています。また、月末のゴトー日で仲値取引に注意したいです。米国の感謝祭明けの取引で流動性が回復するなか、米大統領選の11月3日から継続しているドル売りに注目しています。日足のユーロドルをみると、9月高値の1.2010ドルを超えられるかがポイントになりそうです。逆に、ここで返されると再び1.6100ドル辺りまで下落する可能性が考えられます。