FXレポート

リスクオフで戻り売りを狙う

-先週末サマリー-
 先週末の為替市場は、東京都で新規感染者が2日連続で500人を超えとなったほか、北海道、愛知、大阪でも感染者増となり投資家のリスク回避姿勢が強まりドル円は103.74円付近まで下落しました。その後、米経済指標等のイベントがなく、注目度の高いヘッドラインも見当たらなかったため、方向感に欠く展開となり103.81円付近で取引を終えました。

-リスクオフで戻り売りを狙う-
 本日のイベントは欧米各国の製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値とベイリー英中銀(BOE)総裁の発言が予定されています。また本邦は勤労感謝の日で祝日休場となっています。イベントをみると、東京時間は祝日で動意薄とみてますが、欧州タイムに入るとPMI速報値の発表があり、欧州通貨を中心に動意付くとみてます。一方で、マーケット全体を俯瞰してみると、新型コロナの感染拡大を背景に投資家のリスク姿勢が後退しており、ドル円などのクロス円は上値が重くなっています。取引で考えると戻り売りが狙いやすいポイントのため、上昇時は意識的にチャートをみておきたいです。また、逆に押し目とみて買いで入る場合は、リスクオンになりそうな材料を押さえておきたいです。リスクオン材料として意識されるのは米与野党協議が再開された新型コロナの景気刺激策です。12月末で一部の景気刺激策が期限切れを起こすため、協議がまとまる見通しが出るか注目したいです。

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