第二のワクチン相場になるか
-ドル円は急伸も-
週明けのドル円は104.73円で小高く始まったものの、対欧州、オセアニア通貨でドル売りが進んだことから、上値を切り下げる展開となり104.36円付近まで下落しました。その後、米モデルナ社が新型コロナウイルスのワクチンで94.5%と高い有効性を示したと発表し、ドル円は105.135円まで急騰しました。ただ、買いが一巡すると利益確定の売りに押され104円台まで再び押し下げられ104.576円で取引を終えました。
-第二のワクチン相場になるか-
本日のイベントは豪RBA議事録公表(11月3日開催分)、米小売売上高、ベイリーBOE総裁の発言が予定されています。今回の米小売売上高の位置付けは米経済の回復に向けた動きが順調かどうかのチェックになるとみてます。そのため、予想から大きな変動がなければ、無風通過も考えられます。一方で、モデルナ社のワクチン発表で再びワクチン相場を迎えています。ワクチン開発が進み経済正常化に向けて青写真がより鮮明になれば、投資家のリスク志向が強まり株高からのドル売りの流れが継続します。本日は主要な株価指数の値動き動向を見ながら取引にのぞみたいです。