ドル円はさえない
【本日のトレードポイント】
週末を控えたポジション調整目的の売りに加え、日経平均株価やダウ先物の下落を受けたリスクオフの動きが目立ち、円買いが優勢でした。欧州市場では一時クロス円が買い戻されるなどのショートカバーが入り、ドル円は高値105.15円まで戻しましたがその後は一貫して下落。105円をブレイクし、104.59円付近まで到達しました。ニューヨーク市場ではミシガン大消費者信頼感指数が4カ月ぶりの低水準になるなど、予想より悪い結果に終わったことで104.55円と日通し安値を付けました。現在、ドル円は21日線も割り込んでおり、今後の動向に注目です。
-一部の報道で全50州と首都ワシントンの勝者が決まる-
先週末、米大統領選に動きがあり注目を集めています。僅差により勝敗が判明していなかったジョージア州とノースカロライナ州の結果を一部米メディアは民主党のバイデン前副大統領がジョージア州で、共和党のトランプ大統領がノースカロライナ州でそれぞれ勝利を確実にしたと報道しました。なお、以前トランプ大統領がミシガン州での不当選挙の疑いの訴訟を起こしていたが、同州裁判所がこの訴えを却下し、トランプ陣営にとってはさらに苦しい状況となっています。トランプ大統領はこれまでと同様に大統領選関連のコメントには沈黙を続けています。バイデン氏との獲得人数の差がさらに開いてなお、このまま様々な州での訴訟を継続するのかなどは不明のままで今後のヘッドラインの感応度も高いほか、報道によっては大きく動き出すことが想定されるため、引き続き要注意です。