GAFA(ガーファ)の決算日
【本日のトレードポイント】
-欧州通貨安が広がる-
東京市場は日経平均が3日続落となるなか、リスク回避的な円買いが強まりドル円は104.30円まで下落しました。欧州市場では新型コロナウイルスの感染拡大を背景に欧州各国でロックダウンを実施する可能性が高まったことを受けて欧州通貨安が優勢となりユーロ円は122.70円から122.20円まで下落しポンド円も136.05円から134.90円付近まで下落しました。NY市場ではブレグジット交渉担当者が「英とEUの通商協議が進展した。11月初旬にも合意に至る可能性がある」との一部報道をきっかけにポンド円が135.67円まで急騰する場面がありましたが、その後は落ち着いた取引となりドル円は104.30円で取引を終えました。
-GAFA(ガーファ)決算日-
本日はイベントが目白押しです。東京市場ではBOJ政策金利 、展望レポート、黒田日銀総裁の発言があります。NY市場では米第3四半期GDP 、米新規失業保険申請件数、ECB政策金利、ラガルドECB総裁の発言にIT大手のGAFA(Google Apple Facebook Amazon)の決算が予定されています。日本と欧州の金利は据え置きとなっていますが、欧州の金融政策に変更が出るか注目です。新型コロナウイルスによって欧州各国で再ロックダウンの動きが出ており、先手を打つ形で金融緩和に乗り出すのではとの見方が広がっています。ただ、欧州のインフレが低い水準にあることから、サプライズはないとみていますが、念のため頭の片隅に入れておきたい情報です。一方で、ドルは米株価指数の値動き動向によるリスク許容度の変化がテーマになります。新型コロナウイルスの感染拡大による経済回復の遅れを懸念し株安が継続しているなか、IT大手のGAFA(Google Apple Facebook Amazon)の決算は影響が大きいとみてます。アナリストの予想以上に決算が悪化していた場合、失望感からリスク回避の動きが強まることが想定されるため、突発的な動きには警戒したいです。