リスク回避の動きはでるか
【本日のトレードポイント】
-為替の影響は少なく-
週明けのドル円は仲値にかけて買いが強まり104.65円から104.88円まで上昇しましたが、その後は方向感を欠く展開となり横ばいで推移しました。NY市場ではダウ先物の軟調な動きからドル買いが強まったことでドル円は105.054円まで上昇しました。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて米株価指数が軒並み大幅安になると次第に売りに押され104.82円まで反落し取引を終えました。
-米株式の大幅安-
本日のイベントは米耐久財受注、米消費者信頼感指数となります。昨日、米株価指数のダウは一時960ドル超の下落を記録しました。連日、新型コロナウイルスの感染拡大が報道されるなか、経済刺激策も進展がなく嫌がられた格好です。ただ為替でみるとユーロドルがややドル買いに振れただけで、マーケット全体でリスク回避に振れず局地的な反応になっています。このあとの日経平均や主要なアジア株式でリスク回避の動きになるか注目です。株式が連鎖的に下落すれば、投資家のリスク許容度の低下からドル買い円買いなどの動きが出ることが予想されるため、クロス円を中心に下値への動きを警戒したいです。