FXレポート

ブレグジットは混迷、米大統領選挙に注目

【本日のトレードポイント】
-合意なき離脱に踏み込む-
 先週の東京市場は特段取引材料がなかったものの、ブレグジットへの警戒感からリスク回避的な円買いが優勢となりドル円は105.22円、ポンド円は135.66円まで下落しました。欧州時間ではジョンソン英首相が「欧州連合(EU)側の交渉姿勢に変化がない限り、合意できない」「自由貿易協定(FTA)なしの結果に備える必要がある」と発言したことをきっかけに
ポンド円は一時135.364円まで下押し。ただ、交渉が決裂を明言しなかったことから買戻しが優勢となり136.41円まで反発し136.163円で取引を終えました。一方でドル円はポンドの値動きに翻弄されることなく堅調な推移となり105.30円から105.40円付近まで上昇しました。


-米大統領選挙の行方に注目か-
 本日のイベントは中国四半期国内総生産(GDP)とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言が予定されています。注目ポイントは11月3日に控えた米大統領選挙の行方とみています。今週は22日に最後の大統領候補の討論会が開催されますが、世論調査で負けているトランプ大統領の巻き返しをどう図るのか、バイデン氏が引き離すのか注目されています。巷では「オクトーバーサプライズ」も囁かれており、両陣営の切り札の報道が出てきて目が離せません。直近のNYダウの動きはトランプ大統領の財政出動期待から上昇基調を継続しており、ひとつのバロメーターになりそうです。ただ、ドル円でみると105.00円から106.00円のレンジを抜け出していないため、討論会が流れを作るか注目しながら両陣営のヘッドラインを注視したいです。

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