ドル高進む
【本日のトレードポイント】
-ドル円は105円台を一時回復-
昨日のドル円は東京市場が休場のなか、104円半ばでは下げ渋る動きとなりました。NY時間にかけて徐々に下値を切り上げ、ダウ平均株価が上昇したことや米長期金利の上昇を背景に、ドル円は一時105.06円まで上昇しました。一方ポンド円はロンドン時間にベイリーBOE総裁が「英経済をサポートするためなら何でもする」と発言したことで、133円ちょうど付近まで下落しました。しかし、マイナス金利導入については消極的な発言となったため、一転134.30円まで切り返すなど荒い値動きとなりました。その後、ジョンソン英首相がコロナウイルス対策として新たな制限措置を発表したことで、ポンド円は上値の重い展開となりました。
-本邦は連休明け-
本日はRBNZ(NZ中銀)政策金利発表や仏・独・ユーロ圏の製造業PMI、英製造業PMI、パウエルFRB議長の議会証言が注目されます。本邦が4連休明けとなるため、東京市場の仲値に絡んだフローを受けてドル円が動意付きそうです。ロンドン時間には欧州各国の製造業PMI(速報値)の発表が予定されており、事前予想では景気判断の節目となる50ポイントをそれぞれ上回る見込みです。コロナウイルス感染第二波による欧州経済悪化への懸念はもちろんですが、ラガルドECB総裁によるユーロ高けん制もユーロ相場の上値を抑えており、どちらかというとダウンサイドリスクに警戒したいです。
