日本の政治が円相場を左右する！？
【本日のトレードポイント】
-円高一服-
先週末、安倍首相の辞任発表に端を発した円高の流れは週明けに日本株の売りが一服し、買い戻され始めたのに追従したドル円の上昇によって打ち切られました。一時106円台は回復したものの、106円台前半で横ばいに推移しています。
本日は1日を通して世界各国で経済指標の発表が予定されています。そのため東京時間からNY市場時間までまんべんなく一定の値動きを見せる1日となるでしょう。
-ポスト安部首相と円相場-
安部首相の辞任発表から為替の世界では珍しく日本の政治が相場を動かしています。安部首相の下で進められていたアベノミクス、そしてその旗印のもとで日銀が行っていた大規模緩和政策が円相場を円安方向へサポートしていたと言っても過言ではありません。そして今回そのアベノミクスの行方がどうなるか、緩和政策がどうなるかにマーケットは注目しています。
現在、スガノミクスというキャッチフレーズも持つ菅官房長官が一定の党内で支持を集めているとの報道もあり、アベノミクス路線継承への安心感から円安方向に振れています。しかし、今後他の有力候補である石破氏や岸田氏が有力との報道があれば緊縮路線への政策変更が予想され円高方向へ触れることが予想されます。
珍しく話題になっている日本の政治、貴重な機会にニュースを基にトレードしてみたいです。
