ドルは一段安
【本日のトレードポイント】
-ドル安が進む-
昨日のドル円は軟調に推移しました。前日のドル安の流れを引き継ぐ形で、東京時間にドル円は105.60円付近まで下値を広げた後、欧州時間に全般的なドル売りの動きから一時105.28円まで下落しました。ただその後は下げ渋りを見せ、105.40円付近での小動きとなりました。一方ユーロドルは再び年初来高値を更新し、一時1.1965ドル付近まで上値を伸ばしました。
-米与野党の動きに注意-
本日は英・加消費者物価指数やFOMC議事要旨公表が注目されます。今週に入り米追加経済対策への期待感が薄れたことで米長期金利が低下し、ドル売りが強まっています。追加経済対策を巡る米与野党協議が進展しないことで、法案成立が来月にずれ込む可能性が高まっており、早期の交渉再開が焦点となります。交渉再開への期待感が高まる場面では、一転してドル買いの動きが強まる可能性もあり、関連ヘッドラインに注意したいです。
-円・ユーロ節目を意識-
ドル相場を見てみると、ドル円は105.40円付近まで値を下げており、105円ちょうどの節目が意識されそうです。一方、ユーロドルは1.2000ドルが目前に迫っており、こちらも同様に意識されそうです。これらの節目を突破した場合、ストップロスを巻き込みながら一段とドル安が進行する恐れがあるため、警戒したいです。