早くも週末の雇用統計に向けての動き見られる
【本日のトレードポイント】
-不安定なドル事情-
昨日はISM製造業景況指数が発表されました。結果は54.2と予想を上回る良い結果でした。製造業を中心にモメンタムに回復の兆しはあるものの、回復を実感できていない点に加えて感染第2波の影響がどこまで広がるか未知数な点からマーケットの反応は限定的となりました。
また、昨日のドル円は市場時間ごとにトレンドが発生して上下に振り回される形となりました。東京市場時間には実需の買いが入ったことで一時106.43円まで上昇。しかしロンドン市場時間入りすると流れは一転、105円半ばまで下落しました。その後NY市場時間入りを前に再度上昇、106.46円まで上昇しました。新型コロナウイルスの影響が見通せない中で、今週末の雇用統計発表を警戒しての手仕舞いの動きも見られます。今週末にかけての大口の動きに注目です。
-RBA声明文は将来動向に注目-
本日発表予定のRBA政策金利および声明文は既に開始の表明を行っている量的緩和政策についてや、新型コロナウイルスの影響を受けての将来の政策の変更についてに注目が集まります。先進諸外国に比べ、データの上では経済的影響が少なく堅調なファンダを誇っている豪州ですが、感染第2波の影響を踏まえて政策変更に踏み切るのか、声明内容に注視してマーケットの動向を見守りたいです。