コロナ感染拡大懸念が下押し圧力か
【本日のトレードポイント】
-ドル円は方向感出ず-
先週金曜日のドル円相場は方向感が出づらい展開となり、106.80円~107.05円のレンジ内での推移となりました。NY時間にパウエルFRB議長の発言があったものの、金融政策に関して目立った内容がなかったことから材料視されませんでした。一方、豪ドル円はコロナウイルス感染拡大「第二波」への警戒感が強まったことで一時72.98円まで下落したほか、ユーロ円やポンド円も軟調に推移し、ほぼ安値付近でクローズとなりました。
-感染者数データがカギ-
本日は米中古住宅販売件数が発表されます。手がかり材料に乏しいことから、主要国株価指数やコロナウイルス感染者数データ、米中要人の発言に注目したいです。特にコロナウイルス感染者数データはコロナウイルス感染拡大「第二波」への警戒感が強まっていることもあり、日本時間23時半頃の発表直後には為替市場でも反応が見られそうです。直近のドル円相場では目立った方向感が出ないこともあるため、豪ドル円をはじめとしたクロス円にフォーカスしながら取引チャンスを探りたいです。