トランプ大統領の会見に注目
【本日のトレードポイント】
-ドル円は上値が重い-
昨日のドル円は、中国全国人民代表大会(全人代)での香港国家安全法案の採決を控えて、107.90円付近では上値の重い展開となりました。ただその後、香港国家安全法案の承認が伝わったものの反応は限定的となり、NY時間にかけてドル円は107.60円付近までじり安に推移しました。一方、ユーロドルは欧州委員会の復興計画案が引き続き好感される形で、NY時間に一時約2か月ぶりの高値1.1093ドル付近まで上値を伸ばしました。
-トランプ大統領の発言内容に注目-
本日はトランプ大統領の会見や仏・ユーロ圏消費者物価指数、米個人消費支出、パウエル議長の発言に注目が集まります。本日未明に中国に関連したトランプ大統領の会見が実施されるとのヘッドラインを受けて、為替市場でやや円が買われる場面がありました。焦点は中国の「香港国家安全法」に対抗した対中制裁の詳細となります。香港の優遇措置停止や関税引き上げなどが予想されており、会見を控えて神経質な値動きとなりそうです。会見時間は今のところアナウンスされておらず、週末クローズにかけてポジションを減らしながら取引に臨みたいです。