経済対策を受けて上昇基調に転換か
【本日のトレードポイント】
昨日の為替市場は大幅に反発しました。ドル円は時間外のダウ先物が450ドル超下げて始まったことを受けて一時102.02円まで値を下げたものの、トランプ大統領が経済対策として減税などを打ち出したことから一転して買い戻しが優勢になり一時105.91円まで買い上げられました。本日の経済指標は米消費者物価指数の発表が予定されています。今回の指数は2月結果になるため、強い内容にもかかわらず為替への影響が限定的だった米雇用統計のように、材料視されにくい展開になりそうです。一方で方向感でみると、引き続き買い戻しが継続し、下値余地は限定的になるとみてます。米政府関係者の話としてムニューシン米財務長官とペロシ米下院議長(米民主党)の会談が予定されており、給与税の免税で合意するとの観測が出ています。また、トランプ米大統領は株価の下落を抑えるために引き続き経済対策を打ち出してくるのではとの思惑も強まっており、積極的に売り進む動きは限られるのではとみてます。