スーパーチューズデー結果は
【本日のトレードポイント】
昨日発表されたADP全国雇用者数とISM非製造業景況指数はともに予想を上回ったものの、為替への影響は限定的でした。これは新型コロナウイルスの影響の薄い2月の集計結果であり、堅調な米経済を反映した結果になります。現在では新型コロナウイルスの拡大懸念があり反応しにくかったと考えられます。一方で、スーパーチューズデーは中道派のバイデン前副大統領が南部を中心に9州、左派のバーニー・サンダース上院議員は大票田の西部カリフォルニアなど4州で勝利しました。その結果、バイデン氏が獲得した代議員数が433人でサンダース氏が388人となり指名争いは事実上、この２人に絞り込まれました。為替の反応は限定的なものの、NYダウはバイデン氏の優勢をきっかけに1100ドル超高となり27000ドル台まで回復しています。今後もこの2人の指名候補争いで一喜一憂する展開になりそうです。本日は豪貿易収支と米新規失業保険申請件数が予定されています。引き続き、株価動向によるリスク許容度の変化や各国中銀の動向を注視しながら取引したいです。
