複数材料のなか、パウエル議長の議会証言に注目
【本日のトレードポイント】
新型コロナウイルスへの懸念が根強く残るなか、NYダウは高値引けしておわるなど底堅さが目立ちました。ドル円はドル買いと円買いが交錯し乏しい値動きになりました。本日は英第4四半期GDP(速報値)、英貿易収支、ラガルドECB総裁の発言、パウエルFRB議長の議会証言、カーニーBOE総裁の発言が予定されています。イギリスは通商関連の協定への先行き不透明感への不信感が強く貿易関連の指標悪化は避けたいところです。一方で、パウエルFRB議長の議会証言は半期に一度の議員への報告会になります。米経済が堅調であることから見通しに変更はないとみられますが、新型コロナウイルスの経済への影響をどの程度見積もるのかは注目材料になります。強い警戒感を表した場合は、株高から一転して失望売りにつながる可能性もあり、議会証言前に公表される原稿をチェックしておきたいです。