米中貿易と英総選挙の行方
【本日のトレードポイント】
昨夜、NY時間に米国が対中関税の中止と3600億ドル相当の中国製品に対し最大50%の関税引き下げを提案との報道からドル買い円売りが強まりドル円は109.00円付近まで上昇しました。その後、米国と中国は合意に達し、トランプ大統領の署名を待つと報じられたことで109.44円の上値を付けました。また、トランプ大統領もツイッターで合意間近と言及したように報道通りで署名の流れになれば、12月高値の109.92円が抜けるかに注目したいです。このラインを抜けたら、GW後の110円台半ばが意識されそうです。英総選挙は与党保守党が僅差で過半数を獲得するとの予想もありますが、出口調査の結果待ちとなっています。その場合、7時から出口調査の結果が公表され日本時間14時前後に大勢が判明します。予想通り与党保守党が過半数を獲得するにしても僅差の勝利となれば事前の上昇からセル・ザ・ファクトな値動きも予想されるため、結果と反応を見極めながら慎重なトレード姿勢が求められます。