ジョンソン英首相、4度目の正直なるか
【本日のトレードポイント】
昨日のドル円は明日以降に予定されている多数の重要イベントを前にやや落ち着いた値動きを見せました。そんな中、トランプ米大統領が示した米中問題に関しての好意的な見解に対してマーケットは好感。109円台に乗り、8月1日以来の高値更新となりました。
本日は目立った指標の発表予定は少なく、ヘッドラインに振られる相場が続きそうです。マーケットの関心は明日以降の米重要イベントに注がれています。今週は、FOMC、実質GDP、PCEデフレーター、雇用統計、ISMなどの重要イベントが目白押しで米景気の現在位置を見極める1週間となりそうです。
EU離脱問題に揺れる英議会では昨日、EUによる離脱期限の延期が正式に認められたものの、ジョンソン首相が提案した12月12日総選挙の動議は否決されました。しかし、本日にも再び同提案は法案として提案される予定です。総選挙の実施には議員の2/3の賛成票が必要ですが、法案の形であれば過半数で可決となり、そのハードルは若干低くなります。結果は勿論のこと、審議内容など動向にも幅広く注視していきたいです。