FOMCメンバーは何を語るか
【本日のトレードポイント】
昨日は23時発表の米ISM製造業景況指数が予想を大きく下回り、景況判断の分岐点である50を下回ったことで全般的にドル売りが先行。106.25円から105.74円まで下落する展開となりました。また、未明から明け方にかけて英議会でブレグジットに関する討議が行われ、ポンドを中心として各通貨で大きな値動きが見られました。
本日も昨日同様に各国で多数のイベントが予定されています。中でも注目すべきは日本時間25:30から行われるボウマンFRB理事・ブラード連銀総裁両名の発言です。次回開催のFOMCでは25bps(0.25%)利下げがなされるとのコンセンサスが市場の大勢を占めており、FedWatchでも25bpsの利下げ確率90.4%とほぼ確実視されています。ただ米中貿易摩擦の先行きに暗雲立ち込める中、景況予測も困難なものとなっており、予断は許さない展開となっています。加えて今週末以降は発言に制限がかかるブラックアウト期間になることもあり今週のFOMCボードメンバーによる発言には特に注目が集まります。