米長期金利は低下傾向続く
【本日のトレードポイント】
昨日は欧州時間にドル円がショートカバーから急騰する場面があったものの106円半ばでは伸び悩み、その後中国財務省が「米国は新たな関税によって米中首脳による合意を破った」と表明したことを受けて徐々に下値を広げる展開となり、一時105.70円付近まで下落しました。NY時間にかけてはやや値を戻す展開とはなりましたが、米長期金利の低下を受けて伸び悩みました。
本日は米住宅着工件数やミシガン大消費者信頼感指数(速報値)に注目が集まります。上下に抜けきらない相場が形成されつつあるものの、米国指標の結果を受けて大きな値動きに繋がるのか確認したいです。米中貿易摩擦が激化するにつれ、米国債の買いが優勢となっており米10年債利回りは一時1.47%まで低下しました。利回りの低下傾向が続けばドル円が下値を試す展開が予想され、12日の安値105.05円に接近しそうです。