米中の対立激化が鮮明に
【本日のトレードポイント】
昨日中国が米国の農産品の輸入を一時停止すると発表したほか、オープン直後に米税務省が中国を為替操作国に認定すると発表しリスクオフムードが強まっています。ダウ平均株価は一時900ドル超の下落幅となっており、オフショア人民元は対ドルで史上最安値を更新しています。アジア時間は特に中国の要人発言や各国株価の動向に警戒する必要がありそうで、NY時間にかけてはトランプ大統領のツイート内容次第では荒い値動きの可能性もありそうです。
本日はRBA(豪中銀)政策金利発表や独製造業新規受注に注目が集まります。RBAは政策金利を据置く見込みで、焦点は声明文の内容となります。豪州系銀行のWestpacがRBA(豪中銀)が利下げへの見通しを前倒しするとの見通しを7月に示した際には、豪ドルが大きく売られる展開となりました。見通しでは10月と来年2月に利下げが行われるとしており、本日公表される声明文の内容から今後の利下げ回数を巡る思惑が交錯しそうです。独製造業新規受注については足元の弱い数値が続いており、予想を下回る結果となった場合にはユーロが売られそうです。