本日の要注目はISMと...?
先週は週を通して暗い話題が多く、絵に描いたようなリスクオフ相場となりました。週の半ばから週末にかけてはFOMC政策金利・声明発表、パウエルFRB議長発言、米雇用統計、そしてトランプ米大統領のツイートなどがあり、ボラティリティも大きくなりました。日足レベルではチャネル下限を超えたことで年初フラクラ時の下値が次のターゲットとなっています。本日以降、下値を伸ばし続けるのか、はたまた反転し上値を伸ばすのか注目したいです。
本日はISM非製造業景況指数の発表が予定されています。米経済指標の中でも最も速報性に富んだ本指標は、FRBが金融政策をデータ次第と強調している今日において重要性は一際高くなります。ただ、マーケットの関心は明日以降に行われるFOMCボードメンバーの講演やインタビューに集まっており、本日の指標はあくまでも米国経済の足下を確認するという意味合いが強くなりそうです。
前述したように長期的には下値は年初フラクラ時の下値をターゲットとしており、短中期的なターゲットで反発できるかが鍵となりそうです。先週同様、トランプ米大統領のツイートや点在している地政学リスクの後退などポジティブな話題があれば市場センチメントの改善が図られる可能性がありそうです。どちらにせよヘッドラインから目が離せない展開が続きます。